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中年太りのストーリー
ある日の朝、3キロ増えていた
2019年のある朝、何気なく体重計に乗ってみたい気分になり、乗ってみた。
ん…??あれ??何日か前に乗った時より増えていないか?しかも3キロ…。
「は?え?どうした、わし?」
全てはここから始まりました…。
- なんかお腹が重痛い
- 女性器系の病気が発覚
- 48歳、あっという間に15キロ太った
- 代謝激落ち!浮腫み連発!
- でも運動はしたくない、食事も我慢したくない
- 急いで痩せたいが、急に痩せるのは危険
- どんどん持っている服が入らなくなる
- 16時間断食との出会い
- 断食に慣れてきたら食事を見直し
- 家では一汁一菜
- そして健康食オタクに成長した
- 血液は正直。静かに迫っていた糖尿病の影
- 糖尿病!
- 薬は飲みたくない、抗って運動取り入れる
- 食事と運動で変わる体と血糖値!
- いろいろやっても痩せない時に見直すこと
なんかお腹が重痛い
ある時期から下腹部が重く痛く生理でもないのに生理痛のような感じが続いていました。
しかも便もいつもより細く、力めば常に出る。何か変な日々が続きました。
しかも体重も徐々に増えてきたような気がしてました。冒頭の3キロ増えた日から始まります。
(写真)太る前の私です。身長161cm 体重53キロぐらい
女性器系の病気が発覚
心配になり2軒産婦人科へ行きました。
1軒目では、「ただの加齢ですよ。」で済まされた…。しかし下腹部痛は治まらない。
ただの加齢で病気ではないのであれば安心なのだが、ある日下腹部に激痛が走り、立ち上がることも
厳しい日があり、別の病院に行ったところ、「すぐMRIの予約入れましょう!」となり、
なんと婦人科系の病気がいくつもあったと判明しました。
便が細くなっていたのは子宮が大腸に癒着し、圧迫していたためだったのです。
早く見つけて良かった。あ~怖い。
このころから体重がぐんぐん増え始めたような気がします。
48歳、あっという間に15キロ太った
婦人科系の薬を飲み、あえて生理を止めて、仮想閉経状態を作り出しました。
すると、ここから、髪の毛がM字ハゲ的に抜け、体重が気づいたらぐんぐん増えていたのです。
久しぶりに体重計に乗ったらなんと、前の記憶のから5キロ増えて68キロに!!
目を疑いました。「この体重計壊れているんじゃない?」とも思いました。
そして薬の副作用で女性ホルモンバランスが全て崩れいろんな症状が出ました。
(写真)会社での集合写真を見て二の腕の太さ、胴体の大きさ、全体的な丸みにがっかりしたのを覚えています。
代謝激落ち!浮腫み連発!
体重増加の一因は浮腫みです。
代謝が悪くなったようで、靴下を脱げば、足首に靴下の痕がでこぼこと残り、何を食べても太り、
これまでは少し運動したらすぐ落ちた体重は全く落ちなくなったのです。
体も丸くなってきて写真撮られるのが本当に嫌になってきました。
(写真)おどけた顔して映った写真にも、後からみてがっかりしたのを覚えています。笑
でも運動はしたくない、食事も我慢したくない
15キロも体重が増えると、本当に体が重くて、運動する気にならなくなりました。
でも食欲は衰えることなく、もともと大食いなんですが、この状況でも食欲を抑えることは難しかったです。
(写真)がっしりどっしりした首と肩と二重あご、写真見て「これやばいな~」と思いました。
急いで痩せたいが、急に痩せるのは危険
急に太って、急に痩せたら、肉がたるんでシワシワに残るのを、昔テレビで見たことがあり、これだけは避けたいと思っていました。
どんどん持っている服が入らなくなる
SサイズとかXSとか着れたのに、今やXLでもなんか心もとない。
3Lや4Lで出っ張ったお腹や胴体を誤魔化す感じになっていきます。
どんなにビッグサイズ着ても、中もビッグなので、なんか可愛く見えないんですよね。
(写真)なんというか、ゴ〇太君感が出るんです。
(中年以上にしかわからないゴ〇太君。
ゴ〇太君は好きですが、自分のシルエットがゴ〇太君である必要はないんですよ。)
※個人差があります。あくまで私個人の話です。
16時間断食だって!?
日に日に丸くなっていく体と大きくなってくる顔と太くなる首、
「あ~あ、こうして中年体形になっていくのか…」と思いながらも何もせずにいたところに
Amazonのおススメに「16時間断食」の書籍が出てきました。
「16時間断食するだけだとっ!?」ちょっとネットで検索してから、お勧めしている方の動画を観て、本を購入しました。
さっそく読んで(30分程度で読み終わるような優しい本)実践したところ、これが私に合っていました。
1日のうち16時間以外は食べ物や量に制限を設けず、いつも通り食べるのに、たったそれだけで嬉しい変化が出始めたのです。
始めて1か月目は3キロ落ちました。
私の場合は、単純に午前中と夜の間食をやめたという感じです。
詳細は参考にした本のページで紹介します。
食事の見直し
1年ほど16時間断食を継続し、完全に習慣になった頃、食事も見直してみようかという気分になりました。
ここから健康オタクになってきたような気がします。
肉・魚などのタンパク質や脂質もしっかり取りつつ、野菜やコメなどの炭水化物、毎日食べるものは何が良いかなど
自分と相談しながら一つずつ試していきました。
68キロ激太りからこの頃でマイナス6キロ落ちていました。
家では粗食
食事は献立をいろいろ考えると面倒なので、家で自炊する時は同じ物にしました。
一人暮らしなので毎日同じ物を食べても誰も文句を言いませんし、私個人も特に飽きないのです。
ごはんと味噌汁と何か1~2品、納豆とか総菜です。
自炊も毎日1からやるのは時間的にも厳しいので、月に1~2回、具材をどっさり買って刻んで1回分を袋に小分け。
冷凍して、食事の度に温めるだけですぐ食べられるようにしました。
家では粗食。その分、外食するときは好きな物を好きなだけ食べて飲んでます。
49歳、そして健康食オタクに成長した
粗食に慣れると、栄養分も気になり、粗食に取り入れる栄養価の高い素材を求め、いろいろ検索。
いろんな食材を試し、続けられるものだけが残りました。
ちょっと体重は停滞期に入ったかのように増えはしないけど減りもしない月日をしばらく過ごしました。
しかしある食材を食前に取り入れたらまた少しずつ、一か月に500gくらいずつ体重が減ってきたのです。
この時で68キロからマイナス8キロ落ちていました。
血液は正直。静かに迫っていた糖尿病の影
体重が激増してから毎年の健康診断で、血液検査が引っかかるようになりました。
血糖値とヘモグロビンエーワンシーがだんだん高くなってきたのです。
そして年々上がっていき、健康管理室からも「病院で検査してください」の通知が来るようになってしまいました。
糖尿病!
健康管理室からのお手紙をしばらく無視していたのですが、50歳の時の健康診断で過去最高値を叩き出し
さすがにちょっと病院行っとくかと思い、行きました。
お医者さんには「緊急事態ではないが、運動や食事の改善は必須」と言われました。
病院の栄養士さんに現在の食事をすべて伝え、食事については量と、食べて良いもの、避けた方が良いものを教わりました。
糖尿病患者で男性は痩せる傾向がよくみられるそうですが、女性の場合は逆で太ったり、変化が見えにくかったりするそうです。
何もしていないのに急に痩せたり・太ったりというのはやはり体のどこかが異常を現わしてるだろうなと感じました。
ちなみにこの時点でマイナス11キロ~12キロぐらいでした。
薬は飲みたくない、抗って運動取り入れる
糖尿病の薬は飲みたくないと思っていた私は、まずは運動を頑張ると医者に伝え、半年様子を見てもらうことにしました。
もちろんその間毎月通院して血液検査もします。
この時から、日々運動を取り入れるため、いろいろ試してみることにしました。
そもそも面倒くさがりでケチな自分としては、ジムに通うのも面倒だったため、家で出来る運動をいくつか検索してみました。
お医者さんからは「無理がない続けられる運動にしてください」と言われたので、動画見ながらHIITとかいろいろやってみました。
52歳、食事と運動で変わる体と血糖値!
まずはYouTubeで「家で出来る筋トレ」を検索し、一つずつ試してみました。室内10分以内で出来てある程度負荷がかかるもの。
かつ、毎日ではなく、二日に1回です。あと食後にすぐ茶碗を洗う、階段を使うなどちょこっとした運動もすることにしました。
継続したとき、徐々に血液検査に変化が出ました。数値が少し下がってきたのです。
体重も変わらず毎月マイナス500gくらい減ってきました。
これが励みになりました。ただ私の場合、インスリンの働きがすでに悪くなってしまっていたので、
尿から糖を出す薬の服薬をすることになりました。
服薬しつつ、運動と食事に気を付けることを継続したところ、現在、標準値に近い所まで数値が落ちました!
筋肉は裏切らないー!って本当なんだなと嬉しくなり、運動を始めてから約1年以上経ちますが、今も継続することが出来ています。
(写真)最近は、同僚や友人たちに「痩せた!?」と言われるようになり、ますます自分のやっていることに自信がついてきました。
筋肉がついて体重が1キロ増えたりもしましたが、前よりずっと体が軽くなりましたたぜー!